塗装


塗装は基本的にオイルフィニッシュです。
まずはじめに下塗りのオイルを塗布しながら、耐水ペーパーを用いて表面をサンディングします。(オイルサンディング)
これを行うことで、オイルがしっかりしみ込み、目止めにもなり手触りが一段とよくなります。
その後、余分なオイルを拭き取り、乾燥させます。
場合によっては下塗りを数回繰り返すこともあります。

下塗りのオイルの乾燥後、ここで生じたケバ立ちや拭き取りムラを目の細かいペーパーで丁寧に取っていきます。
その後、仕上げとしてワックス入りオイルを塗布します。
下塗りと同じく余分なオイルをしっかり拭き取り、乾燥させます。
ワックス入りオイルで仕上げることにより、耐水性や耐汚性を向上させます。

オイルフィニッシュは環境に優しく、もっとも木の質感を活かすことのできる塗装法のひとつです。メンテナンスも比較的簡単です。このような理由でオイルフィニッシュを基本としていますが、ウレタンニスなど強い塗膜を形成する他の塗装と比べ、耐水性や耐汚性に不安のある塗装法でもあります。
私たちの求める完璧な塗料はまだありませんが、常に新しい情報や知識を柔軟に取り入れていきたいと思っています。